後継者不足

11月4日配信の読売新聞ニュースでは、後継者不足で関西では2025年頃

までの10年間で約118万人の雇用と約4兆円の域内総生産(GRP)が

失われるとの試算を、近畿経済産業局がまとめた、との記事が出ていました。

これは関西限定の試算ではありますが、日本の国全体についても当てはまり、

後継者不足の問題は今後ますます深刻になってきます。

後継者がいなくなると、次のような問題が起こってきます。

  • 固有技術の伝承が途切れる
  • 文化の継承者がいなくなってしまう
  • 知的財産が流出する
  • 雇用が無くなる
  • 国としての生産力が落ちる
  • 国力の低下

後継者がいないということは、家や家業、農林水産業、

会社などの跡継ぎがいなくて、廃業になることであり、

これまで築き上げてきたものを一気に失ってしまうと同時に、

皆の生活も苦しくなってしまうのです。

こういった問題は全て人口の減少から来ている問題で、

人口の減少に歯止めをかけないと決して解決しない問題なのです。

国の政策にしても今を乗り切るのに精一杯で、

将来のために今なすべきことがなされないままに、

時間だけが過ぎて行っているのです。

こういったことから派生していろんな問題が起こる訳で、

お墓の後継者がいないという、墓じまいの問題も出てきているのです。

個人個人の問題でもありますが、国家としての問題でもあり、

亡き人をどうするかという根本的な

問題も含めて対策していかないといけません。