墓じまいの見積が高い

墓じまいの見積りは絶対的な基準がありませんので、高いか安いかの基準はありませんが、いくつかの儀容者から見積りを取ってみれば大体の相場が分かります。

数社の見積りを取ってみる

墓じまいの見積りの相場というものは、数社から見積りを取ってみれば分かります。

但し霊園が石材店を指定する「指定石材店」の制度が無いことが条件で、指定石材店の制度があれば、指定された石材店以外に頼むことは出来ません。

石材店が指定されていたら選べない…指定石材店とは

大きな霊園の門前で営業している石材店は何処で見積りを頼んでも協定価格が決まっているので同じということがありますので、指定石材店が無ければ少し離れた所の石材店に見積もりを頼みましょう。

見積りの料金が違う訳

墓じまいの工事費用には特別な決まりがなく、全国的に標準的な料金というものもありません。

また、お墓の面積や墓石の新旧、量、耐震施工がされているか、基礎がどれ位の規模でなされているか、などの違いでも見積金額は違いますし、クレーン車が横付けできるか、駐車場からお墓まで機材が搬入できるかなどの条件や、盛り土をしていたり、土葬のお墓であったり、大木があったり、植栽があったりなどの条件によっても見積金額は違ってきます。

要するに仕事のしやすさ、必要な機材の量、処分する石材の量、地下部分の撤去に掛かる工数、などを考慮して、何人区で何日かかるのか、ということと石材やコンクリートを処分する費用などの合計になるのですが、業者によって単価の出し方が違いますし、仕事の進め方も違いますので、最終的に料金が違うのです。

たとえばくねくね曲がった狭い通路を通る墓じまいの時には、力持ちの人が何人かで担いで石材を持ち出すか、現地で細かく割って持ち出すかなどの工法がありますし、山の上のお墓では道を少し整備してキャタピラの付いた運搬車を入れるために、道の整備費用が加算される、或いは全部人力で降ろすので手間賃が掛かるなどの違いがあります。

交渉してみよう

墓じまいに関してはある程度のまとまったお金が必要ですので、依頼する側としては少しでも安ければ有難いものです。

金額的にこんなものかとある程度の納得が出来ましたら、後は交渉あるのみです。

石材店にしたら墓じまいの仕事は面倒なばかりで利益の少ない仕事ですから、安くしろと言われたらもう出来ませんと言われるかもしれませんが、交渉してみる事は大切な事です。

一回で諦めない

交渉は一回で諦めてはいけません、納得いかない部分があればしぶとく交渉するのです、こちらが折れるのではなくて、向こうが折れるぐらいの情熱で対応しましょう。

交渉の段階ではあくまでも、こちらがお金を出すたちばであって、こちらが決定権があるのだという事を意識して下さい。

頼みこむ

頼みこむというよりは、拝み倒すという方が良いのかもしれませんが、とにかくお金に余裕がありませんので、何とかして下さい、ご先祖様を助けると思って何とかして下さい、と拝み込むのです。

指定石材店は高い傾向があります

墓じまいの見積は複数の業者に依頼するのが基本であり、当然見積の金額も違うのですが、霊園によっては石材店が指定されていたりすることがあり、こういう場合にはどの業者に見積もりを頼んでも同じ金額であり、異常に高いようなこともあります。

指定石材店は交渉しても無駄で、嫌だったら頼まないで下さい、と言われるだけです。

しかしこういう場合でも明らかなボッタクリの場合にはちらから敢えて言わなければ値段の交渉には応じませんので、決して諦めない事です。

冷静に考える

また、ご自分では高いと思っていても、私が見れば妥当な金額であるということもあります。いずれにしろ、決めてしまったらもう、その金額を払わなければいけないので、おかしいなと思ったら、一度ご相談くださいませ。


まだまだあります墓じまいに関する質疑応答