親が滞納していた多額の管理費を子が払うべきか

答え

寺院に墓じまいの相談に行ったら、親の代の時に管理費が支払われていなかったとして、多額の管理費をまとめて請求されたということがあります。寺院の場合は、檀家寺と檀家という関係があり、昔はお金が無いような時には、お金がある時に後で支払うといったことが日常的に行われていました。人情的と言いますか、慈悲の心で対応されていたのです。今の時代は通帳の自動引き落としなどの便利な制度がありますので、意外ときっちり徴収されていますが、それでも管理費が支払われないからという理由でお墓を強制撤去したり、財産の差し押さえをするようなことは寺院としては出来ないものです。さて、滞納されていた管理費の支払い義務は継承者が引き継ぐことになりますので、支払いは拒否できません。何かしらの事情があったのでしたら、まとめて支払うからとのことで、値段の交渉をしても構わないと思います。墓じまいの費用が必要な上に、親が滞納した分まで支払うことになるとは、何とも不運なことではありますが、肉親であれ他人であれ、犯した罪を責めることなく、救済するということは、仏の慈悲に通じる心です。人を恨む心は、せっかく積んだ徳を無くしてしまいます。


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