墓じまいの手順、進め方について

いつかは必ず墓じまい

墓じまいは今日始めて明日にでも出来るものではありません、

とても長い道のりがかかります。

思い立ってから数か月単位の時間がかかるものなのです。

お墓の使用者が誰であるか

お墓使用者とは、お墓の権利を持っている人のことで、

お墓を購入した時の契約者が当初の使用者であり、名義変更などをして、

次の継承者になっているようなこともあります。

或いはお墓の契約者が亡くなって、名義変更していない場合には、

まず最初に名義変更する必要があります。

この名義変更ですが、お墓の解約の時に同時に出来ますので、

身分証明書や住民票など必要なことがありますので、

最初に何が必要なのかを霊園事務所に確認しておきます。

墓じまいは基本的にお墓の使用者しか出来ませんが、

使用者の委任状があれば他の人が行うことも可能です。

但し、使用者本人しか出来ないこともあります。

一般的な墓じまいの手順

墓じまいしようとするお墓が民間の霊園であるか、公営の霊園であるか、寺院の霊園であるかで手順は違ってきますが、一般的な墓じまいの手順です。

  1. 遺骨の次の受入れ先を内定しておく
  2. 霊園事務所、あるいは役所で次の受入先の受入証明書が必要な場合には、予めもらっておく
  3. 霊園事務所に電話して墓じまいの意思を伝え、何が必要なのかを聞く
  4. 石材店に見積を頼む
  5. 石材店を決めておく
  6. 閉眼供養をしてもらう僧侶を手配する
  7. 閉眼供養の日程を決める
  8. 閉眼供養の日に僧侶と石材店に来てもらうよう打ち合わせをする
  9. 閉眼供養の日には次の受入先にお遺骨を持って行く旨連絡する
  10. 現在のお墓がある管轄の役所で改葬許可申請書の用紙をもらう
  11. (参考:改葬届がダウンロード出来る市町村エンター 改葬届の書き方エンター)
  12. 改葬届に必要な項目を書き込み、受入先の印鑑が必要なら受入先に行って押印してもらう
  13. 霊園事務所に印鑑とお墓の契約書を持って行き、墓地返還・解約の手続きをし、年間使用料などの清算を行う。そして改葬届に署名、捺印してもらう
  14. 役所に行き改葬届を提出し、改葬許可証をもらう
  15. 閉眼供養の日時にお墓に出向き、僧侶に閉眼供養をしてもらってから、石材店にお墓のふたを開けてもらい、出骨したら、風呂敷に包んでもらい、霊園事務所には出骨完了の旨を伝え、手続きが完了したことを確認して、その足で改葬許可証を持って次の受入先に向かう
  16. 次の受入先で受付の手続きを済ませてから、納骨の儀式がある場合には出席し、納骨する

まだまだあります墓じまいに関する質疑応答