粉骨した遺骨を祀る
粉骨した遺骨は粉状になっていますが、どのようにお祀りしたら良いのでしょうか。
粉骨の目的
亡き人の遺体を火葬した後に残された焼骨は骨壺に入れて家に持ち帰ってお祀りし、四十九日の法要後にお墓に納骨することになりますので遺骨は骨壺に入ったままの状態で納骨されます。
お墓が無い方や、後継者が居なくてお墓を作る予定が無い場合などで散骨を利用する時には遺骨を粉骨する必要があります。
散骨は遺骨を粉状にして大自然に散布する葬送だからです。
他には樹木葬や合葬墓を利用する場合にも粉骨しなければいけないことが多いです。
自宅に長期間お祀りする場合、骨壺の姿があくりにも威圧感があるからという理由で粉骨して少し小さめのお洒落な入れ物に入れる方も居られます。
粉骨後の入れ物
遺骨を粉骨したら粉状になりますので海で散骨する場合には水溶性の袋に入れ、山で散骨する場合にはジッパー付きの袋に入れ、樹木葬を利用する場合には骨袋などに入れることになります。
粉骨した後、散骨や樹木葬などを利用するのにしばらく自宅に安置する必要がある場合には、粗末にならないようにお祀りしたいところです。
お祀りの仕方
お墓が買えなかったり、将来引越しするかもしれないなどの理由で家に遺骨を安置している場合、仏壇に安置するには骨壷は大きすぎますので、粉骨すれば一回り小さい骨壷に入りますし、散骨することもできます。
仏壇でなくてもテーブルや台の上に自分流でお祀りすれば、素敵な祭壇になります。
粉末化したお遺骨を自宅にお祀りすることは法的にも全く問題ありません。
いつかは散骨しようと思ったら粉骨しておけば、いつでも散骨出来ますし、気が変わって納骨堂に納骨することも出来ます。
納骨する場合には、骨壺に入れてから納骨しますが、壷の中身のお遺骨の形状まで確かめられるようなことはありません。
まだまだあります粉骨に関する質疑応答