散骨の現状

亡き人に感謝

近年になって急速に利用者が増えた散骨は、葬送の儀の歴史としてはまだ浅く、法律的に違法では無いものの、散骨に関する規定や業者に関する許認可などの取り決めが一切なく、トラブルが増えてきました。

散骨に関する基本姿勢

海の散骨

私達の祖先は皆、死してその肉体を土に還してきたように、散骨は亡き人の遺骨を粉状に粉骨して大自然に還す試みであり、亡き人を送り偲ぶという葬送の儀を伴うものです。

その基本が無ければ遺骨を粉にして捨てるという廃棄物の投棄と同じ事になってしまいます。

グローバルな視点で考える

グローバルな視点

悠久の歴史の中で地球上のありとあらゆる生物は死して土や海に還り、次なる生命のための糧となることを繰り返してきました。

私達人類もその例外ではなく、死して大自然に還るということが生き物としての定めであり、本来は形あるものを残してはいけないのです。

たとえ一つの家が絶えてしまっても、あなたが最後まで一生懸命に生きてご先祖様に感謝し続ければ、ご先祖様も納得してくださるでしょう。

たとえ一つの家が絶えてしまっても、ご先祖様は祀る人がいなくなったとあなたを恨むことはありません。ご先祖様も元をたどれば一つです。もっと大きな気持ちで人類が絶えないことを願っておられるでしょう。

また経済的な理由で墓を買うことができない方、或いはさまざまな事情によりお骨を家に置いている方に対してやすらか庵がお手伝いをさせて頂きます

前向きに生きる

墓じまいや散骨を選択した人にとって、少なからずご先祖様に悪いことをしたという後ろめたい気持ちがあるものです。

他に選択肢が無かったから、仕方なく選択したではなくて、墓じまいと散骨がご先祖様にとって、最良の方法だったと確信出来るよう努力しております。

ご先祖様にとって、お墓は子孫繁栄を願って建立されたもので、子々孫々にまで伝承していくことが求められているのですが、この世の中、永遠に続くものは何もない、と悟る必要があるのです。

もし、あなたがご先祖様に渡されたバトンの最後の走者になったとしたら、そのバトンを離さずに、最後まで走りぬくことが大切なのです。

ご先祖様にありがとうの感謝の気持ちを持ちながら、明るく前向きに生きていくことこそ、今の時代に一番求められている姿なのです。

感謝の気持ち

墓じまいでお墓を無くした方は特に、お墓が無くなったからスッキリしたということで終わりにしてしまうのではなく、お墓を何とかしないといけないという心の負担は無くなったものの、ご先祖に対する感謝の気持ちまで忘れてしまってはいけません。

また散骨された方についても、亡き人のことをすっかり忘れてしまうのではなくて、何らかの方法で亡き人に対して手を合わせ続けて、感謝の気持ちを持ち続けてください。

亡き人を大切に

亡き人は目の前から居なくなったからこそ亡き人なのですが、すぐ傍に居るということを忘れないようにしましょう。お墓参りもそうです、亡き人に会いに行っているのですから、お墓に居る目に見えない方に会いに行っているのです。

私達は亡き人に守ってもらうことで安心して生きていけるのですから、亡き人を大切にいたしましょう。


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