故人様の身の回り

故人様のお片付け

葬儀の流れが終了し自宅に帰ってみると、故人様の愛用品や使っていたものなどがそのまま部屋の中にあり、まだそこに居るような気がするものです。お葬式は誰にとってもくたびれるものですから、その日はゆっくりと休みましょう。しかし翌日からは故人様の身の回りの整理が始まります。散骨についてはまだ考えなくても構いません、ある程度片付けが落ち着いてから散骨の準備をしてください。役所などに届出に行く合間を縫ってのお片付けとなります。まずは故人様の遺品の中でで形見になる物を決めます。形見分けは四十九日の法要を済ませた頃に行いますので、とりあえず取っておくだけにしますが、人に差し上げるのにふさわしい物で、出来れば誰に何を差し上げるということを考えながら品物を決めてください。使い古しのもの、布団や衣類、不用品、取っておいても使いそうにないものは思い切って処分します。骨董品などは形見分けにしても良いですし、意外と価値のあることもありますので、安易に捨ててしまうことは避け、残す物は残し、売れるものは売るということも場合によっては必要なのです。衣類の中でもスーツなどは欲しい人がいるかもしれませんので、そういう物はクリーニングに出しておきます。蔵書やコレクションなどは研究機関に寄付という方法もあり、世の中の役に立つことは故人様の供養につながることです。

形見分け

家族や親族、故人様と親交のあった方に故人様の遺品を贈ることを形見分けと言い、衣類,装身具,家具,身辺の小物類などを贈ります。出来ましたら贈る相手に喜んでもらえるような品物を選び、わざわざ新しい物を買う必要はありません。故人様の大切にしていた物や愛用品を贈ることでことを故人を思い出し、身近に感じて頂くということが目的なのです。形見分けの時期は仏式では四十九日を過ぎた頃、神式では五十日祭、キリスト教では亡くなって1ヶ月目の召天記念日を目安に行うことが通例です。そもそも形見分けは、親のものを子に、兄姉のものを弟妹や甥・姪、あるいは後輩にというのが本来の姿であり、故人より目上の人に形見分けを差し上げるものではないとされています。但し、目上の人でも希望があった場合は「ご無礼をお許しください」と一言添えた方が良いでしょう。形見分けの品は箱に入れたり包装せずに、半紙など白い紙で包み、水引きはかけずに「遺品」「偲び草」などと表書きして、直接手渡しいたします。もともと箱に入っていたような物は箱の上から「遺品」「偲び草」などと表書きします。なお、高価な物をお贈りすると、相続財産とみなされ贈与税の対象になることもありますので注意が必要です。

遺産相続

亡くなった方の遺産をその配偶者や子供、あるいは孫などが受け継ぐことを遺産相続と言い、遺産を相続する人を相続人と言います。遺産相続は故人様の遺言や相続人同士の話し合いによって行われ、相続人が一人である時は問題ありませんが、相続人が複数存在すると、相続問題のもつれで裁判になったり、喧嘩別れになったりすることもよくあるのです。遺産相続を専門に扱う専門家に依頼するという手もありますが、円満で平和的に話し合いで解決することを故人様が一番に望んでいることでしょう。財産などは余計に残さなくてもよいのですが、自らの残した財産で子孫の者が幸せに暮らしていくことこそ、供養の心なのです。


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