後継者の居ないお墓とは

お墓には先祖の遺骨が納められ、子孫の者が祭祀や管理をして後継者に引き継ぎ、やがては自分達も入るためにあるのですが、後継者が居ないお墓は荒れ果てて無縁墓になってしまいます。
お墓の後継者とは
我が国では少子高齢化に伴う人口の減少が確実に進行し、今や先進国ではなく後進国の仲間入りをしているのが現状です。
家という単位を大切にしてきた家制度も崩壊し、家や墓を長男が継ぐという習慣がまだ地方には残ってはいますが、都会では後継者が居ても親とは別に暮らすというスタイルが当たり前で、親から子に引き継いで行く物が何も無いようになってしまいました。
お墓は御先祖様の死後の安住の地であると共にやがては自分達も入るべき所としての役割があるのですが、それは後継者が居るということが前提条件であり、後継者が居なくなればお墓を管理する人が居なくなってしまい、大切な御先祖様たちを無縁仏にしてしまうことに繋がるのです。
現代のお墓のシステムは後継者が居なければ成り立ちません。
霊園の破綻にもつながる
霊園にしてもお墓の使用者全員がが毎年払い続ける管理料を元に維持管理が出来るようになっています。
霊園の管理に掛かる費用とは
- 霊園管理事務所の事務員、作業員などの人件費
- 霊園内の樹木の選定
- 霊園内の草刈り
- 霊園内の清掃
- 霊園内設備の修繕費
- 電気、水道、下水道、ガス料金
- ゴミ捨て
などの費用が必要であり、霊園の使用者から年間管理費として集められた費用を元に運営されていますので、霊園の区画の稼働率が高くて年間管理費の徴収漏れが無い時には順調に運営できますが、使用者死亡で年間管理費が払われなくなった、墓地使用者の生活が苦しくなって年間管理費が払えなくなった、などの事例が増え続けますと霊園の運営が出来なくなってしまい、近年では霊園事業の倒産という事例が出てきているのです。
お墓に誰も来なくなると
お墓の使用者がお墓に来ることが出来なくなったという事態が発生すると草木が生えたりゴミが溜まったりなどで周囲近隣のお墓に迷惑を掛けてしまうことになります。
大切な御先祖様を無縁仏にしたり周囲近隣の方に迷惑を掛けたりすることはとても心苦しいことです。
お墓の所有者は後継者が居なくなることが分かった時点で墓じまいを検討する必要があります。
まずは墓じまいの見積りを取って費用が幾ら掛かるのかを知り、然るべき準備をしておきましょう。






