国有林では散骨の許可が下りない

国有林での散骨

高い山や有名な山などは全体の大部分が国有林になっており、誰でも立ち入りは自由に出来ますが、個人的な利用は禁止されています。

国有林を管轄する林野庁に散骨の許可を申請しても受け付けられません、土地の個人的な利用になるからです。

国有林は国の物だから誰でもが自由に立ち入りすることが出来て、自由に使えると皆さん思っていますが、例えば山登りに行って道を歩く、或いは途中で休憩してお弁当を食べるなどの行為は、綺麗に片付けて立ち去れば全く問題ありませんが、散骨は散布した遺骨(遺灰)がそこに残り続けるという意味で個人的な土地の利用と見なされるからダメなのです。

しかしながら国有林は常に誰かが監視している訳ではありませんので、誰も見ていないという意味で大丈夫だと思ってしまうのです。

脱原発を唱え、脱原子力運動を推進したことで有名な高木仁三郎さんは2000年10月8日に亡くなりましたが、生前中に希望していた散骨を高木さんの故郷・群馬県の赤城山の尾根で行われたことが、毎日新聞2001年4月23日付けの記事で紹介されています 。

高木さんの遺族は合法であることを主張されての堂々とした散骨ですから、これだけの覚悟がある方は逆に素晴らしいと思います。

山での散骨は国有林以外は個人や会社、法人などの土地になっていますので、許可を得る必要がありますが、無理だと思います。

やすらか庵では所有している約1万坪の土地を散骨供養のために一部使用しています、興味のある方はお問合せ下さいませ。

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